2025年6月20日(金)〜22日(日)に札幌コンベンションセンター及び札幌市産業振興センターで開催された第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(JPCA2025)に参加いたしました。
本学会は、大会長である木佐健悟先生(JA北海道厚生連 倶知安厚生病院 総合診療科)のもと、「『そこ・そこ』のプライマリ・ケア ~それぞれの場で、ふさわしくあるには~」をテーマに開催されました。プライマリ・ケアの現場における実践的な知見から最新の研究成果まで、幅広い分野の専門家が一堂に会する重要な学術大会です。
研究発表について
本大会において、当社が研究支援として契約している亀田ファミリークリニック館山の岡田先生による「パネルサイズ推定」に関する研究発表を行いました。
パネルサイズ推定とは、プライマリ・ケア医療機関が継続的に医療を提供している患者集団(パネル)の規模を適切に把握・評価する手法です。この研究は以下の重要な意義を有しています:
研究の背景と意義
- プライマリ・ケア医療機関における適切な患者管理と医療資源配分の最適化
- 医師一人当たりの適正な患者数の把握による医療の質と安全性の確保
- 地域医療における医療アクセスの評価と改善策の立案
- 医療機関の持続可能な運営と地域医療体制の強化
岡田先生の研究では、実際の診療データを基に、日本の患者の受診パターンを考慮したパネルサイズ推定手法を開発・検証しました。今後多施設で検証していく予定です。
学術的活動支援について
株式会社PIERでは、医療従事者の皆様の学術的活動を積極的に支援しています。研究計画の策定から発表まで、幅広い分野でサポートを提供しており、今回のJPCA2025での発表もその一環として実現いたしました。
学術的活動の支援をお求めの医療従事者の皆様、研究機関の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。研究支援、学会発表支援、論文作成支援など、様々な形でお手伝いさせていただきます。